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IoT × GenAI Labがプロフェッショナルサービスを提供開始、Sigfoxを採用したIoTゲートウェイを提供開始、他 ほぼ週刊ソラコム 03/29-04/11

こんにちは。ソリューションアーキテクトの takuya です。

新年度を迎え、新たなスタートを切られた方も多いのではないでしょうか。春の訪れとともに、気持ちも新たに過ごしていきたいですね。それでは今週もアップデートを見ていきましょう。

アップデート

変更の詳細については ChangeLog を参照ください。

  • 03/31(月)
  • 04/01(火)
    • LTE-M CO2 センサー RS-LTECO2 スターターキットの価格を改定しました
      • LTE-M CO2 センサー RS-LTECO2 スターターキットの価格を改定しました。それぞれ税込み価格です。
      • LTE-M CO2 センサー RS-LTECO2 スターターキット
        • 旧価格: 19,800 円 (1,800 円分のソラコムクーポン含む)
        • 新価格: 12,100 円 (1,000 円分のソラコムクーポン含む)
    • IoT 無線ユニットドライコンタクトコンバーター OWU-111Sの販売を開始しました
      • オプテックス社の「IoT 無線ユニットドライコンタクトコンバーター OWU-111S」の取り扱いを、SORACOM IoT ストアで開始しました。
      • IoT 無線ユニットドライコンタクトコンバーター OWU-111S の特徴は以下のとおりです。
        • 接点・パルスの信号に対応する 2ch 入力を備え、既存の既設のセンサーやスイッチを IoT 化できます。
        • IPX5 の防水構造で、屋外での利用ができます。
        • 電池駆動モデルのため、電源工事が不要で手軽に導入できます。
      • 価格: 税込 55,000 円 (送料別)
      • 詳細は、商品ページ を参照してください。
    • SORACOM Air for セルラー plan-D (バンドル無し、データ通信のみ) の初期費用を変更しました
      • SORACOM Air for セルラー plan-D (バンドルなし、データ通信のみ) の初期費用を、IoT SIM 1 枚あたり 850.3 円 (税込) から 871.2 円 (税込) に改訂いたします。新しい初期費用は、2025 年 4 月 3 日以降に注文した場合に適用されます。
      • 新料金は、以下の IoT SIM に適用されます。
        • SORACOM Air SIM カード plan-D サイズ: ナノ (データ通信のみ) 1 枚
        • SORACOM Air SIM カード plan-D サイズ: マイクロ (データ通信のみ) 1 枚
        • SORACOM Air SIM カード plan-D サイズ: 標準 (データ通信のみ) 1 枚
      • 上記の金額には、送料や手数料は含まれません。
  • 04/03(木)
    • Soracom Harvest Data に一括書き込み機能を追加しました
      • SORACOM Harvest Data (以下、Harvest Data) で、新たに一括書き込み機能の提供を開始しました。
      • この機能を利用すると、Harvest Data に対する複数の書き込みリクエストを 1 回のデータ送信で行えます。従来は複数回に分けて行っていたデータ送信を 1 回のデータ送信に集約することができ、デバイスのバッテリー消費やデータ通信量の節約に貢献します。
      • 一括書き込みは、常に 送信データの時刻をタイムスタンプに利用する 機能と組み合わせて使用します。JSON 配列内の各データには、「送信データの時刻をタイムスタンプに利用する」で解釈できる時刻データを含めてください。上の例では、ISO 8601 形式で解釈できる時刻データが含まれているため、一括書き込みできます。
      • 詳しくは、複数のデータの書き込みリクエストを一括で行う のページを参照してください。
  • 04/04(金)
  • 04/07(月)
    • 一部の SORACOM サービスにおける HTTP Keep-Alive のタイムアウト値を変更しました
      • 2025 年 3 月に予告 していた、SORACOM の HTTP エントリポイント (下記) でサポートする Keep-Alive タイムアウトを 65 秒に延長する変更を、2025 年 4 月 7 日以降順次適用します。
      • 適用開始日
        • 2025 年 4 月 7 日
        • 本仕様変更は、適用開始日以降、順次反映されます。
      • 対応が必要な場合
        • お使いのデバイスが Keep-Alive タイムアウトの延長に対応できない場合は、HTTP リクエストヘッダーに Connection: close を指定して、Keep-Alive タイムアウトを無効化できます。
  • 04/10(木)

Blog記事

外部メディア

プレスリリース

  • 03/31(月)
    • ソラコムと松尾研究所が推進するIoT × GenAI Labが、プロフェッショナルサービスを提供開始
      • 株式会社ソラコムは、東京大学大学院工学系研究科松尾研究室とビジョンを共有し、AI技術の社会実装に強みを持つ株式会社松尾研究所(所在地:東京都文京区、代表取締役 川上登福)と、企業のIoTプロジェクトにおける生成AI活用を支援するプロフェッショナルサービスの提供を開始します。
      • ソラコムと松尾研究所が2023年7月に設立した「IoT × GenAI Lab」は、IoTと生成AI(GenAI)などの先進技術を活用し、企業の業務効率化や自動化を支援することをミッションとしています。
      • 2024年に、IoT × GenAI Labは三菱電機株式会社との共同で実証実験を実施し、生成AIを活用した空調機器の最適化に取り組みました。従来必要とされていた事前学習やチューニングに多くの時間やコストをかけることなく、消費電力の削減や快適性の向上といった成果が得られました。特に「可能な限り電力消費量を削減する」という目的に対しては、事前に測定したベースラインと比較し、期間平均で47.92%の電力使用量削減を実現しました。
      • こうした実践を通じて得た知見をもとに、IoTと生成AIを活用した業務最適化の手法を、より多くの企業に提供するため、新たにプロフェッショナルサービスとして体系化し、支援範囲を拡大します。
      • IoT × GenAI Lab プロフェッショナルサービスは、IoTデータの取得から処理・分析までを一貫してサポートし、生成AIの活用による業務の効率化と高度化を支援します。PoC(概念実証)から実用化まで、技術的な支援を通じて、企業によるIoTと生成AIをスムーズに導入できるよう後押しします。
  • 04/01(火)
    • 屋内外の既設設備やセンサーをIoT化できる無線ユニットをSORACOM IoTストアで提供開始
      • 株式会社ソラコムは、デバイス通販サイト「SORACOM IoTストア」において、既設のセンサーやスイッチに取り付けることで設備のIoT化を短期間で実現するIoT無線ユニット「ドライコンタクトコンバーター OWU-111S」を2025年4月1日より提供開始します。
      • 「ドライコンタクトコンバーター OWU-111S」は、低消費電力が特徴の無線通信方式Sigfoxを採用しており、電池駆動で、最大約10年の長期間利用(1日2回送信の場合)ができるIoTゲートウェイです。接点・パルス信号に対応する2ch入力を備え、既設のセンサーやスイッチに接続することで、電源工事やネットワーク配線を行うことなく、設備のIoT化を実現します。
      • また、本製品は国際規格であるIPX5の防水等級に対応しており、屋内はもちろん、屋外の雨ざらし環境でも利用可能です。
      • 主な活用事例としては、各種機械、ボイラー、発電設備の稼働監視や異常検知、タンク内の液体残量監視、道路やインフラ施設における冠水危険箇所の遠隔監視などがあげられます。IoT化は、離れた現場、危険を伴うエリアでの点検作業の負担を軽減できるだけでなく、頻繁に点検に行けない場所の設備の状況を定期的に把握できることで、データに基づいて迅速な判断や対応策の検討にもつなげることができます。
  • 04/10(木)
    • 通信回数を削減し、IoTのデバイスの電力消費を抑えるデータ収集・蓄積サービスの「一括書き込み」機能を提供開始
      • 株式会社ソラコムは、IoTプラットフォーム「SORACOM」において、データ収集・蓄積サービス「SORACOM Harvest Data(ソラコムハーベストデータ)」に、新たに「一括書き込み」機能を追加したことをお知らせします。
      • SORACOM Harvest Dataは、IoTデバイスから送信されるセンサーデータを、サーバーやストレージなどのインフラを用意することなく、安全かつ手軽に収集・蓄積できるサービスです。SORACOM IoT SIMを利用することで、初期コストを抑えながら短期間でデータ活用を開始できるため、PoC(概念実証)や小・中規模のIoTシステム、用途別ソリューションなどで広く活用されています。
      • 今回追加された「一括書き込み」機能により、複数回の計測データを1回の通信でまとめて送信できるようになりました。計測のたびに送信する代わりに一定回数や時間で区切った複数回の計測データを一括で送信することで、デバイスの通信回数を削減し、通信時に消費する電力を抑えることで、省電力型IoTシステムの構築をサポートします。送信された複数回の計測データは、SORACOM Harvest Data上で自動的に分解・保存され、時系列データとして可視化ツールでもそのまま活用できます。
      • IoTが活用される代表的なシーンの一つが、遠隔地にある設備やインフラの管理です。ダムや河川の水位監視、農業用水路の流量測定、橋梁や構造物のヘルスモニタリングなど、電力が不十分な場所では、IoTデバイスを乾電池やバッテリー、太陽光発電などの限られた電力で運用することもあります。「一括書き込み」機能を使えば、こうした現場でも通信の負荷を抑えながら、長期間の安定運用が可能となり、電池交換や充電といった保守作業の軽減にもつながります。

今後のイベント

他に「こんなことを書いてほしい」「読者からのお便りを紹介してほしい」などなどご要望やご質問、本ブログ記事の感想などございましたら、X のハッシュタグ #SORACOM で Post いただけると幸いです。#ほぼソラ でも大丈夫です!

それでは。また次回をお楽しみに!― ソラコム takuya @okeee0315